2018-03-06 第196回国会 参議院 議院運営委員会 第8号
そうした下で、中長期的な物価上昇予想についてもだんだんと上昇していくのではないかというふうに考えております。 なお、御案内のとおり、パートその他のいわゆる非正規の人の賃金というのは現在でも二%台後半の上昇になっております。
そうした下で、中長期的な物価上昇予想についてもだんだんと上昇していくのではないかというふうに考えております。 なお、御案内のとおり、パートその他のいわゆる非正規の人の賃金というのは現在でも二%台後半の上昇になっております。
そうした下で、御指摘のように、いわゆる耐久消費財の場合とそうでない場合とで物価上昇予想の消費に対する影響は異なるということはそのとおりだと思っております。
○黒田参考人 先ほど申し上げましたとおり、二%の物価安定目標の達成に向けてモメンタムは維持されていると思いますけれども、御指摘のように、足元は物価上昇率ゼロ%均衡で推移しておりますし、その意味では、今後とも、物価、特に中期的な物価上昇予想というか、期待というか、その動きがまだ弱目の状況が続いておりまして、そのあたり、よく注視して、御指摘のように、必要があれば調整をすることにやぶさかではありませんけれども
その点で、三点目が物価上昇予想というか予想物価上昇率ですが、これについては昨年の九月に行いました量的・質的金融緩和等の総括的検証でもかなり深く、詳しく分析しておりますけれども、我が国においてはどうしてもこの物価上昇率が後追い的に、言わば適応的な期待形成があるものですから、実際の物価が下がると期待物価上昇率も下がる、実際の物価が上がると期待物価上昇率も上がるという傾向がございます。
第三点は、そうしたことで実際の物価上昇率がプラスになって、だんだん上がっていくと、日本の場合は、物価上昇予想というものが過去の物価上昇率に引きずられるという形になっておりますので、物価上昇の期待というか予想自身も上がっていくだろうということで、この三つの要素から、物価上昇率は次第に上がっていって、今の展望レポートの見通しでは、前回と同様に、二〇一八年度ころに二%程度に達するであろうという見通しになっております
そうした中で、やはり原油価格の大幅な下落、七〇%を超える下落というのが相当大きく効いたということと、消費税率引上げ後の需要の弱さというものも効いたし、それから、昨年の夏以降、それから今年の初めから特に激しかったんですが、新興国発の市場の不安定といったことがあって、実際の物価上昇率が下落すると、我が国においては物価上昇予想というもの自体も足下の物価上昇率につれて下がってくるという傾向がありまして、予想物価上昇率
その中で、御指摘のように、期待インフレ率というか、物価上昇予想というものは、このところやや弱目になっているということは事実でございます。ただ、やや長い目で見ますと、特に、量的・質的金融緩和を導入した時点あるいはその前と比べますと、物価上昇期待は上がっているわけでございます。
もう一つの違いは、物価上昇予想、物価上昇期待についての見通しの違いで、ここは引き続き、これも市場関係者によって非常に悲観的な方と、かなり上昇していくという見方の人といますので分かりませんが、察するに、物価上昇期待が今後そう簡単に上がっていかない、なかなか上がらないという見通しを持っている市場関係者がやや物価上昇について悲観的な見通しを持っているのではないかと。
○参考人(黒田東彦君) 物価上昇期待、予想物価上昇率というものが経済あるいは金融にとって非常に重要な意味を持っておりまして、予想物価上昇率を知るための方法としては基本的には二種類ありまして、一つは、マーケットのいろんな指標から一種の逆算をして、マーケットの人たちがどういった物価上昇期待、物価上昇予想を持っているかというのを計算するものであります。
一方で、二%の物価安定目標へのコミットメントを通じて、物価上昇予想に上昇圧力を与えるということによって実質金利が下がって、これは実際に下がっていますし、いろんな計算がありますけれども、足下では恐らくマイナスになっているのではないかと思われますけれども、そういったことを通じて企業の資金需要あるいは銀行側の貸出態度というものにもプラスの影響を与えていることは事実だと思うんですね。
○平木大作君 今御答弁の中でも、若者の物価上昇予想、つまり景気が良くなると予想している人の割合が少ないのはなぜかと、一つの仮説としてというふうな形でお答えいただいたのが、実体験に乏しいからじゃないかというふうにおっしゃっていただきました。私も全く同感であります。
○平木大作君 今、まず基調的には内需、国内の需要もしっかりしているんだ、そういったお話をいただいたわけでありますけれども、ここで、先ほども少し御答弁の中にありましたけれども、目標達成に向けてもう一つ恐らく大きなハードルとなるのが、今後の、人々の間にいかにして物価上昇予想をしっかりつくっていくのか、形成していくのかという点であるかというように思っております。
この間の靖国参拝で果たして日本の物価上昇、予想物価上昇率ですね、BEIがどれぐらい影響を受けたかというのは、グラフ上これはすぐに確認できることなので、是非、御自身の目で確かめていただいて、いわゆる経済学的な意味での期待にどのような影響を与えたかというのを判断していただければ、これ一番公正なんじゃないかなと。私は見る限り全く影響はなかったというふうに言わざるを得ないというふうに思います。